2009年の記憶 [競馬場にて]
今年もあとワズカ・・・
2010年への期待と、これからも続くドラマに思いを馳せながら、
2009年 印象的だった競馬場の風景を綴ります。
『雨の中のダービー』
2400mのスタート地点
皐月賞1番人気を裏切った、ロジユニヴァース
久しぶりの関東馬のダービー勝利
そして、横山騎手がダービージョッキーとなった日
メイクデビュー [競馬場にて]
12/6 阪神競馬場ではジャパンカップダートが開催される日。
この日の新馬戦には多くの注目を集める1頭の芦毛の牝馬がいました。
彼女の名前はアドマイヤテンバ
お母さんの名前はアドマイヤグルーヴ
お婆さんの名前は名牝 エアグルーヴ・・・
あ、お父さんはクロフネです。
母 アドマイヤグルーヴは エアグルーヴの初仔ということで、彼女も多くの注目を集め
そして沢山のファンが彼女の活躍を見守っていました。
そのアドマイヤグルーヴの初仔がアドマイヤテンバです。
レースは残念ながら2着。
それでも、直線並ばれても粘りをみせ、今後が楽しみになるレース内容ではありました。
沢山の注目、沢山の期待・・・
大変ではありますが、乗り越えてお母さんに負けない競走馬になって欲しいものですね。
勝ったのはこちらも活躍したお母さんジェミードレスの仔 ドレスアフェアーでした。
この日の前日も私には注目の新馬戦がありました。
これは彼女が当歳の時
月日は流れ、この仔が競走馬としてデビューを迎えます。
当日に関西入りだったため、パドックには間に合わず(涙)
でも、どうにかレースは観ることができました。
ヤマカツスズランの3番仔 ヤマカツマヤリスのデビューです。
こちらも父クロフネ、おまけに2着・・・
でも、立派になりましたね。
次走に期待したいと思います。
※人気薄で、複勝600円もつきました(n_n)/ ありがとう~
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※いつもご厚意で見学を許可していただいている牧場関係者の皆様へ
心より感謝を申し上げます。
ありがとう ブルコン [競馬場にて]
長い間、私たちを楽しませてくれた1頭の競走馬の引退
ブルーコンコルドとのお別れの時がやってきました。
先日、名古屋で行なわれた JBCクラッシックの出走を最後に
長い競走生活から退く事となりました。
09年 マイルCS 盛岡競馬場 にて
ブルーコンコルド 2000 / 4 / 11
父 フサイチコンコルド
母 エビスファミリー
08年 ジャパンカップダート 阪神競馬場 にて
中央競馬でのG1は2着のみでしたが、
交流競走G1を7勝 立派な成績です。
9歳まで安定して、大きな舞台で活躍してくれました。
08年 東京大賞典 大井競馬場 にて
08年 フェブラリーS 東京競馬場 にて
07年 フェブラリーS 東京競馬場 にて
08年 得意の盛岡でのマイルチャンピオンSを3連覇。
結果、それが最後の勝利となりました。
今年に入り、善戦はするものの4着、5着・・・
名古屋での JBCクラッシックを最後のレースとし
長い競走生活を終えるました。
最後の名古屋競馬場での パドック
パドックで厩務員さんと仲良さそうに歩く姿がとても好きでした。
ブルーコンコルドは残念ながら、種牡馬にはなれませんでした。
※生産界での需要はないというのが現実なのです。
これから、北海道は新冠での新しい生活をはじめる彼の未来が
優しく、幸せである事を祈ってます。
こんなにも楽しませてくれた彼に感謝の気持ちを伝えに
いつか北海道で会えたらいいなと願ってる。
さよなら、 ブルコン・・・
ありがとう ブルコン・・・
またね。
この空が続くのは [競馬場にて]
おや、見慣れぬスタンドです。
コースの向こうは、なんだかとってもノドカな景色
そう、ここは盛岡競馬場なのです。
マイルチャンピオンシップ 南部杯を観にはるばる岩手 盛岡競馬場まで行ってまいりました!
ちょっと、不思議な作りのパドックだったり、ウィナーズサークルだったりしましたが、
なにより、山に囲まれているのが新鮮!
写真は何分、勝手がわからないところなので、あまり良いモノが撮れませんでしたけど、ご覧下さい。
一番人気は今年のフェブラリーS 覇者 サクセスブロッケン
パドックに登場すると、そのカッコイイ馬体を賞賛する声が聞こえてきます。
※ 顔もちゃんとみせてくれたらいいんですけどね。
結果は惜しくも届かず2着でした。
サクセスブロッケン 2005 / 5 / 5
父 シンボリクリスエス 母 サクセスビューティ
前人未到のダートG1(JPN1)8勝目
そして、南部杯 4連覇を狙ったブルーコンコルド
残念ながら、5着・・・
ブルーコンコルド 2000 / 4 / 11
父 フサイチコンコルド 母 エビスファミリー
久々のレース?年齢的なもの?本当のところは彼自身だけが知っているかも。
次はJBCに登録してますね。
現役生活も残り少ないと思いますが、最後までがんばって楽しませてほしいですね。
こちらはボンネビルレコード
輸送が苦手なだけに・・・ちょっと苦しい結果となってしまいましたね。
ボンネビルレコード 2002 / 3 / 12
父 アサティス 母 ダイワスタン
彼は南関東のレースで、まだまだ活躍してくれるでしょう!
そして、ブルーコンコルドと同級生
まだまだがんばる姉さんメイショウバトラー
衰え知らずのバトラー姉さんは3着!
屈腱炎を克服、そして9歳になった今年も頑張る姿に頭が下がります。
メイショウバトラー 2000 / 4 / 19
父 メイショウホムラ 母 メイショウハゴロモ
そろそろ、お嫁に行きたいはずですが、頑張っちゃうと、お嫁入りが遠くようで・・・
2009年南部杯を征したのはエスポワールシチー
かしわ記念に続き、勢いに乗ってJPN1連続勝利。
エスポワールシチー 2005 / 4 / 22
父 ゴールドアリュール 母 エミネントシチー
先行押し切り!強いレースを見せてくれました。
ゆっくりですが、ダート界も世代交代が進んできました。
でも、ベテランもまだまだ頑張るよな~
今年は例年に増して、ダートが面白いです。
メキメキ頭角を現してきた4歳世代、そしてダートで強い3歳世代。
もちろん、ベテラン勢も負けちゃいません!!
次は 名古屋でのJBC、そして JCDに続きます!
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※いつもご厚意で見学を許可していただいている牧場関係者の皆様へ
心より感謝を申し上げます。
GW戦いを終えて [競馬場にて]
穏やかな休日
馬のいない京都競馬場のパドック
2009年 春の天皇賞馬となったのは重賞未勝利だった12番人気の
マイネルキッツでした
マイネルキッツ (父 チーフベアハート ・ 母 タカラカンナ )
1番人気 アサクサキングス(07 皐月賞)、2番人気 スクリーンヒーロー(08 ジャパンC)の
G1馬が共に馬群に沈み着外・・・
2着 アルナスライン
アルナスライン (父 アドマイヤベガ ・ 母 エラティス )
競走中に落鉄(蹄鉄が外れる)していたようで、最後の追い込みに差がでたのかもしれませんね。
このGWは地方競馬でも熱い戦いが繰り広げられました。
5/5は船橋競馬場で かしわ記念(JPN1)が行われました。
生憎の雨の中、初のJPN1制覇となった エスポワールシチー
エスポワールシチー ( 父 ゴールドアリュール ・ 母 エミネントシチー )
一番人気で2着となったカネヒキリはレース後故障(骨折)が判明。
再び休養ということになりますが、オーナーサイドとの協議の上、引退ではなく復帰を目指すようです。
5/6 は園田競馬場で 兵庫チャンピオンシップ (JPN2)が行われ
3番人気だった ゴールデンチケット が重賞初勝利を飾りました。
ゴールデンチケット ( 父 キングカメハメハ ・ 母 アグネスショコラ )
賞金を加算して、次走は大舞台 日本ダービー との事。
さあ、次はNHKマイルです!!
砂漠に続く夢を見に・・・3 [競馬場にて]
木曜の早朝 ドバイのエミレーツ空港に到着
あいにくの空模様にびっくり。
砂漠の国で出迎えてくれたのは、なんと雨・・・
(雨の心配なんて無用と思った国で・・・※雨はほとんど降る事がない季節のはずなのですが)
私たちツアー御一行はそのままバスに乗り込み、ナドアルシバ競馬場に向います。
競馬場で行なわれる 《 Breakfast With The Stars 》に参加するためです。
※ 調教する馬を眺めながら、朝食を楽しむイベントです。
競馬場に着いて、しばらくすると雨も上がり、太陽も顔を出してくれました。
これは参加者へのお土産
ドバイ ナドアルシバ競馬場のバドックです
ちょっこっと足を踏み入れていました。
こんな、パフォーマンスをするおじさんもいました。
このおじさんは競馬の日もやってきてました。
参加者にはもちろん、競馬関係者がたくさん。
武 豊 騎手の顔も。
翌日の金曜も早起きして、調教を見学してきました。
※この日も、訪れる人のために、コーヒーなどの飲み物とプチブレッドが用意されてました。
調教の風景です。
のんびり、自由な雰囲気の朝の競馬場です。
ウオッカ
バンブーエール
ドバイのダートの馬場はこんな感じ。
日本のダートとはまったく違いますね。
ちょこっと、踏んできました(笑)
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さて、いよいよクラッシックもはじまりました。
北海道では出産 種付け と多忙な季節です。
なんだかじっとしてられない、気持ちも走りだしました。
砂漠に続く夢を見に・・・2 [競馬場にて]
イベントの風景
反対側からは黒い馬と出場国の国旗。※日本の国旗は反対側の黒い馬の方でした
荘厳な雰囲気です。
こちらは、ワールドカップに出走するカジノドライブの返し馬です
※白い帽子に水色の勝負服
早い時間のレース中は同じスタンドのすぐ側に安藤騎手と奥様が並んで観戦。
やはり、緊張をしていたように見えました。
残念ながら、危険騎乗という事で、騎乗停止処分にもなってしまいましたね。
桜花賞には出れるので、期待の最有力桜花賞馬候補ブエナビスタ関係者および
本人もホッとしているでしょう。
話がそれましたが、まだまだ、レース経験が少ないカジノドライブ。
今回の成績は振るいませんでしたが、これに懲りず、世界にドンドン挑戦してほしい馬です。
こちらは装鞍所から馬場に向かう馬の姿です。
日本とは違って、こうして人が見ている中の道を通り、馬場に向かいます。
人々が行き交う道を横断するので、馬が通るときには人の往来を止めて馬を通し、
馬場を通ってパドックに入ります。
すぐ側を馬と関係者が通りすぎて行きます。
※辺りはすっかり暗いので、いい写真が撮れなかったのが残念でした
こちらは、レースを終えたバンブーエール
結果4着という、がんばりに関係者の喜びもスタンドから十分に伝わってきました。
短距離レースでも日本馬が立ち向かえる、そんな手ごたえを感じたレースでもありました。
本当に、大健闘です。
♪オマケ♪
ドバイWCのレーシングプログラム
砂漠に続く夢を見に・・・ [競馬場にて]
中東国のほぼ中央にある、ペルシャ湾に面したその首長国は、
砂漠の中にある一大都市であり、世界でも有数のリゾート地であります。
そこで行なわれる、競馬の一大イベントがドバイワールドCです。
美しい人口の島、ジュメイラビーチに立つプルジュ・アル・アラブ
※お天気があまり良くなかったので、少しくすんでますけど・・・
そう、もものあは先日、そのワールドCを観に、
なんとドバイまで行ってきちゃいました!!
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レースの間にはイベントがあり、光や花火などで盛り上げます。
空を目指すように建つ高層ビル、砂漠に並ぶ大きな送電線の群れを抜けて
ナドアルシバ競馬場に向かう。
この日、競馬場で行なわれるレースは7つ。
夕方から始まるレースを前に、着飾った人々、一般の人々が集まってきます。
セレブな御夫人方のファッションもまた楽しい見所のひとつ。
レースの合間には花火も・・・
今年は日本から3頭の馬が果敢にドバイにチャレンジです。
こちらは人だかりのパドック。
スタンドからの写真なので、遠いのですが、3番のゼッケンがウオッカです。
昨年に続き、ドバイデューティフリーという芝のレースに出走します。
こちらは返し馬のウオッカ
大きな期待との裏腹に、レースは残念ながら結果を残せませんでした。
レースを終え、装鞍所に戻るウオッカ
直線、延びるはずの脚が使えず、思った成績は残せませんでしたが、これもレースです。
悔しい思いもありますが、無事に帰ってこれるのがいちばんです。
今回、私は初めての海外競馬。
雰囲気も、運営も何もかも、日本とは違う競馬は大きな刺激になりました。
次回も引続き、ドバイでのバンブーエールやカジノドライブのレース当日の様子や、
前日の調教など、ドバイの景色と共に、数回に分けてご紹介したいと思います。
海の向こうで [競馬場にて]
『海の向こうで』
今週は高松宮杯!!
今年ふたつめのG1は春のスプリント王を目指す馬たちの戦いです。
そして、もうひとつ
ドバイではドバイワールドCが開催されます。
日本からもウオッカがドバイデューテフリー、
カジノドライブがドバイワールドカップに、
バンブーエールがゴールデンシャヒーンに出走します。
ウオッカ
今年は昨年同レース4着のリベンジ!!
ダービー、天皇賞と私のココロをいつも振るわせてくれる彼女。
そして、常に挑戦をし続ける彼女はきっと、
また私に大きな感動をプレゼントしてくれるはず。
しのぎを削ったライバル ダイワスカーレットは志半ば・・・競走馬としての生活を終えた。
彼女の分まで、がんばれ!!
こちらはワールドカップに出走するカジノドライブ
まだまだ底をみせない良血馬。
こちらもまた楽しみです。
※先日、エンプレス杯を最後に引退し、北海道に帰ったサヨウナラが亡くなってしまったとの事。
長くがんばった競走生活を終えて、これから母としての第二の馬生を送るはずでした。
1年、現役生活を伸ばした事で得た勲章も、良かったのか悪かったのか・・・
なんとも悲しいニュースに胸が痛いです。
長い間、私たちを楽しませてくれて、御苦労様でした。
そしてありがとうを・・・天国に旅立ってしまった彼女に・・・